バーミキュライトで土壌改良するには?
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バーミキュライトは家庭菜園やガーデニングで土壌改良目的に使われています。保水性や通気性に優れているバーミキュライトの基本情報やメリット・デメリットについてまとめました。バーミキュライトを用いた土壌改良を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
バーミキュライトとは?
バーミキュライトは蛭石を約600~1,000℃高温で焼き、内部の水分を蒸発させることで何層にも膨らみ約10倍の容積になったものです。加熱して膨れ上がる様子がミミズのようであることからラテン語でミミズを意味するvermiculiteに由来しています。ガーデニング用に使う際には、細かく加工します。
バーミキュライトの特徴
バーミキュライトは多層構造で内部にたくさんのすき間や穴があります。土と比べて非常に軽い重量となるため、粘土質の土を柔らかくして直物の根を広がりやすくします。
製造過程で高温にさらされているため、無菌状態であるのも特徴です。病害虫の発生やカビの発生を減らすことができ、病気に弱い苗を育てるのに適しています。
バーミキュライトのメリット
保水力・保肥力を高める
蛇腹状のすき間には多くの水分を含むことができます。その吸水力は体積の25~30%とされており、保水性が高く、水に溶けた肥料も保持することができます。また、土中に含まれるカルシウムやマグネシウム、カリウムを保持する塩基置換容量が多く、肥料を無駄に流すことがありません。
空気や水を通しやすく通気性を改善し、根の呼吸を助けて酸素不足を防ぎます。外からの熱を遮断し、土の温度を保ちやすくしてくれます。
土の重量を軽くすることができる
バーミキュライトは空洞部分が多く、一般的な土の10分の1以下の重さしかないため土全体の重さを軽くできます。土の持ち運びを楽にすることができますし、空中に吊るハンギングバスケットなどに用いるのがおすすめです。
また、ハンギングバスケットにバーミキュライトを用いることは、保水力が高く乾燥しにくくなるため管理が楽になるメリットもあります。
バーミキュライトのデメリット
過剰に使用すると根腐れを起こす恐れがある
バーミキュライトは大量に使いすぎると、高い保水性によって土の中の水分量が過剰になり、通気性が悪くなって根腐れを引き起こす要因になってしまいます。土全体の2~3割程度を目安に用いるようにしましょう。
また、バーミキュライトが使ううちに崩れ、細かく粉状になり土のすき間を埋めてしまう恐れもあります。軽く風で飛ばされやすいため土に混ぜ込んで使うようにしましょう。
過去にアスベストが含まれていた事例がある
1960~1980年頃に製造された海外製のバーミキュライトにアスベストが不純物として含まれていた事例が報告されています。現在日本で使用されているバーミキュライトはアスベストが含まれていない安全なものがほとんどですが、購入する際にはパッケージの表示を確認する、信頼できるメーカーの製品を選ぶようにしましょう。
Q&A バーミキュライトによくある質問
Q:バーミキュライトは単体で使っても効果があるか
A:バーミキュライトは土壌改良剤として植物の生育をサポートする効果は期待できますが、バーミキュライトそのものに栄養があるわけではありません。単体で使い続けると栄養不足になり発育に影響を及ぼす恐れがあるため、肥料を与えるか他の土と混ぜて使うことをおすすすめします。
Q:バーミキュライトはどのような植物に適していますか
A:バーミキュライトは差し木、観葉植物、多肉植物、野菜や花など様々な植物に使用することができます。土をふかふかにするため、水はけの悪い土壌や繊細な根を保護したいケースに適しています。
Q:バーミキュライトの適量が知りたい
A:使用する土の2~3割を目安にしましょう。入れすぎてしまうと土が軽くなって植物が安定しにくくなる恐れがあります。大型樹木の場合は特に注意が必要です。メーカーによって使用量が異なるため、商品の説明をしっかりと読むことが大切です。
まとめ
バーミキュライトは土壌改良として根の生育を助ける効果がある
バーミキュライトは保水性や排水性、通気性、保温性、保肥性を高めるため、土壌改良剤として多く用いられています。多孔質で層が多く、軽量であるため自重よりも多く野水分を吸収可能で、重い土を柔らかくする効果もあります。
土に混ぜる量が多すぎると土を高くしてしまうと植物が安定しにくくなるため、土全体に2~3割程度混ぜ込むようにしましょう。また、軽く風に飛ばされやすいため土によく混ぜて使うことが大切です。
バーミキュライトと微生物資材の比較
バーミキュライトは蛭石を高温で加熱、膨張して作った無機質の土壌改良剤であり、有用な細菌や菌類を含む微生物資材とは性質が異なります。
また、バーミキュライトが土壌の通気性や保水性を改善するものですが、微生物資材は土壌の有機物の分解や土壌微生物環境改善など、役割の違いもあります。

