芝生の土づくりに効く微生物資材とは?
Zenken株式会社が運営しています。

芝生をきれいに保とうと肥料や水やりを工夫しても、思うような改善が見られない場合、原因は芝の地上部ではなく「土の中」にある可能性があります。
本記事では、そうした課題に対する選択肢として、芝生の土づくりに役立つ微生物資材の役割と活用方法について紹介します。
微生物資材が
芝生の土に効く理由
根元の土を柔らかくし、
根張りを促す
芝生が健康に育つためには、根がしっかりと張れる柔らかい土が欠かせません。微生物資材に含まれる微生物は、土壌中の有機物を分解しながら粘着性の物質を分泌し、土の粒子を結びつけて「団粒構造」と呼ばれるふかふかの土を形成します。
芝生が部分的に薄くなったり枯れやすくなったりする原因の一つは、土壌が硬く締まって根が伸びづらくなるからです。団粒構造が発達した土は、通気性と排水性に優れ、同時に適度な保水力も備えているため、芝の根が伸びやすく、乾燥や病気に強い状態を保ちやすくなります。
有機物を分解して、
土壌バランスを整える
芝生の地表には、刈り芝や枯れた葉が積もってできる「サッチ」と呼ばれる未分解有機物の層が形成されます。サッチが過剰に蓄積すると、通気性や排水性が悪化し、病害の原因に。微生物はサッチや枯れ芝などを分解する力を持ち、土壌中の栄養循環を助けます。
分解された有機物は、芝が吸収しやすい形の栄養分として再利用されるため、土壌中のバランスが自然に整っていきます。また、適度な栄養循環が促進されることで、肥料の効果も活かしやすくなるのが利点です。
病原菌やカビを抑える
環境をつくる
芝生は根の浅い植物であるため、土壌環境の変化に敏感です。病原菌の活動を抑えることで芝生全体が病気に強くなり、安定した生育が期待できます。病気の予防は、後から薬剤で対処するよりも、あらかじめ環境を整えておく方が効率的です。
微生物資材に含まれる有用微生物は、病原体の増殖を抑える「拮抗作用」を持ちます。たとえば、バチルス菌や放線菌などは、病原菌と栄養や空間を奪い合うことで繁殖を防ぎ、健全な微生物バランスを維持します。
微生物資材の
よくあるイメージ
においが気になる
微生物資材というと、「においが強そう」といった懸念を抱く方も少なくないでしょう。有機物の分解時に発生する腐敗臭が、微生物資材のにおいとして一般的なイメージになっているためです。しかし、すべての微生物資材がにおいを伴うわけではなく、資材の構成や使用方法によってはにおいの発生を抑えることが可能です。
近年の製品には、酸素が少ない環境でも活動できる「通性嫌気性菌」を含むものがあり、分解時に有害ガスや悪臭の発生を抑える設計がされています。においが気になるという印象は、従来の発酵資材に対する印象から来るものが多く、実際の使用では問題ないケースも増えています。
効果があるのか心配
「効果が見えにくい」という声も、微生物資材に対するよくある不安の一つです。芝生は見た目の変化がゆるやかであるため、使用直後に劇的な違いが出にくいことも、効果を実感しにくい理由といえるでしょう。
微生物資材は施用後すぐに変化を起こすものではなく、土壌環境の改善を通じて中長期的に芝生の状態を整えるものです。根が深く張るようになり、病気にかかりにくくなるといった変化は、数週間から数か月単位で現れる傾向があります。
また、微生物資材の効果を最大限に引き出すには、土壌に適した使用量や水分管理などの基本的な管理も重要です。気象条件や土壌の状態によっても効果の出方が異なるため、使用にあたっては適切な準備と継続的な観察が求められます。
家庭でも簡単に使える
カルスNC-Rの特徴は?
においや熱が出にくく扱いやすい
家庭で使用する資材は、使いやすさや作業中のストレスの少なさが選定のポイント。カルスNC-Rには、酸素の少ない環境でも活動できる「通性嫌気性菌」が含まれており、土の深部のような空気が乏しい場所でも分解が進みます。腐敗や有害ガスの発生が抑えられるため、屋外でもにおいや近隣への影響を気にせず使用可能です。
さらに、発酵熱の発生も穏やかで、土壌の堆肥化が進行しても芝生の根への熱ストレスを与えにくい特性があります。芝生は根が浅いため、発酵に伴う熱やアンモニア(においの原因)の影響を受けやすい性質があります。その点、カルスNC-Rは熱やにおいの発生が穏やかなので、デリケートな芝生にも安心して使用可能です。
プロ農家レベルの土壌条件を
家庭でも再現
プロ農家が求めるような土壌条件を、家庭の庭でも再現できる点は、カルスNC-Rの大きな特徴の一つです。たとえば、「排水性と保水性の両立」「団粒構造によるふかふかした土」「保肥力の向上」「病気にかかりにくい根圏環境」など、芝生の健全な生育に必要な条件が、土壌レベルで整いやすくなります。
さらに、あらかじめ米ぬかや硫安(葉・茎の成長を促進する化成肥料)と混ぜて使用することで、微生物の活動が促進され、分解のスピードや土壌への定着性が高まるよう設計されています。家庭においても継続的に「結果が出る土づくり」を実現しやすい資材と言えるでしょう。

