ゼオライトで土壌改良するには?
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こちらの記事では、ゼオライトによる土壌改良の効果やメリット・デメリットについてまとめました。ゼオライトによる土壌改良を検討している方はぜひ参考にしてください。
ゼオライトとは?
ゼオライトは沸石とも呼ばれている多孔質鉱物です。ケイ酸とアルミナを主成分とするアルミノケイ酸塩鉱物であり、火山灰が圧力や熱影響で変化・生成します。日本は火山国であり、大量に算出できるため天然ゼオライトを農業目的で利用することができます。ゼオライトは土壌改良の他にも、工業触媒や吸着剤、乾燥材、飼料添加物など幅広い用途で用いられています。
ゼオライトの特徴
ゼオライトは多孔質構造であり、細孔の直径が通常0.2~1.0 nmと小さく分子ふるい効果があります。また、微細な小さな穴は高い吸着力があり、水分や養分を保持することができます。アンモニアを吸着してナトリウムを放出するイオン交換作用によって土壌中のナトリウムや有害物質を除去し、土壌を植物に適した環境に整えることもできます。
ゼオライト肥料のメリット
土壌の保肥力を高める
ゼオライトは肥料を吸着し、土壌内で少しずつ植物に与えることができるため肥料の効果が長く続きます。肥料の流失を防げることから、使用量を減らすこともできます。また、吸水能力が高く水を保持して乾燥しにくくします。
ゼオライトは細かい穴がたくさん開いているため、土壌の通気性を保つことができます。根が酸素を十分に取り込むことができ、成長を促します。
有害物質を吸着・除去できる
ナトリウム、カリウム、マグネシウム、リンなど塩類過剰土壌に使用すると、ゼオライトがこれらの吸着・除去するため塩類障害を改善する効果が期待できます。有害物質、重金属を吸着して土壌環境を整えることで病気に強い根を育てることに繋がります。
土壌のpHを安定させる効果があり、極端に土壌が酸性やアルカリ性に偏ることを防ぐことができるため安定した環境で植物を育てることができます。
ゼオライトのデメリット
使いすぎると土が硬くなる
ゼオライトを使いすぎると、水はけがよくなりすぎて土を乾燥させ、土が硬くなってしまう可能性があります。土が硬くなると根が広がりにくくなり、成長に影響を及ぼしてしまう恐れがあります。
一方でゼオライトの保水性によって水分が土壌に過剰に残り、根腐れを起こすリスクもあります。
ゼオライトに栄養はほとんどない
ゼオライトは土の保肥力を高める効果はありますが、ゼオライトそのものに栄養があるわけではありません。あくまでも土壌を改良するものであるため、植物の成長を促すためには別途肥料が必要です。
Q&A ゼオライトによくある質問
Q:ゼオライトはどう使う?
A:ゼオライトを土壌改良目的に使う場合は、土全体に混ぜるか鉢底に敷いて使うようにしましょう。土全体に混ぜた場合は土壌の保肥力を高めるだけでなく、通気性を改善して根の生育を促すことができます。鉢底に敷いた場合も根に空気を与えて根腐れを防ぐことができます。
Q:ゼオライトは肥料と混ぜて使っても良い?
A:ゼオライトを肥料と一緒に使うのは問題ありません。ゼオライトと肥料を併用することで肥料成分を効率よく届けることができます。
Q:ゼオライトを使う頻度は?
A:ゼオライトは不活性で長期間安定した効果を維持できるため、一度使えばその効果は10年程度続くとも言われています。土壌改良目的で使用する場合、用途や状況によって異なりますが、4年に1度などの使用で十分だとされていますが、土壌や植物の状態を見て追加することを検討しましょう。植物を植え替えるタイミングや種まき・植え付け前のタイミングで行うのがおすすめです。
まとめ
ゼオライトを使うときはメリット・デメリットを把握することが大切
ゼオライトは多孔質構造によって土壌の保肥力や保水力をアップさせる効果が期待できます。通気性を高める効果もあるため、根腐れを防ぎ植物の成長を助けます。
ただし、使いすぎると土を硬くしてしまうリスクがあるため注意が必要です。また、ゼオライトそのものに栄養があるわけではないため、肥料と併用することが大切です。
ゼオライトと微生物資材の比較
ゼオライトは土壌の通気性や保水性を改善するなど物理的な構造を改善。土の保肥力を高める効果があるため、肥料成分を保持して長持ちさせることができます。一方、微生物資材は土壌中の有機物を分解して吸収しやすくするものであり、土にいる有害微生物を抑制する働きもあるため土壌病害を減らす効果が期待できます。
ゼオライトは肥料を長持ちさせるもの、有期微生物は有機物を効果的に活用するものであることから、ゼオライトと有期微生物の効果を比較し目的に応じて使い分けることが大切です。
また、ゼオライトと微生物資材は併用することもできます。ゼオライトが微生物の活動をサポートして土壌環境改善効果を高める効果が期待できるため、必要に応じて検討しましょう。

